PMOとしてキャリアを歩むうえで、資格の獲得が推奨される場合がありますが、どのような資格が役立つのでしょうか。この記事では、PMO関連の資格を取得するメリットと、おすすめの資格について紹介します!この記事のポイントPMOを担う上で資格の取得は必須ではない他者と差別化ができる点や、勉強の過程で知識が得られる点において資格取得はおすすめPMOの資格が取得できる団体は4つそもそもPMOに資格は必要?PMOとしてキャリアを築く上で、特定の資格の保有は絶対必要ではないものの、資格は転職、求人応募、またフリーランスとしての独立時に他者との差別化を図る上で有利に働きます。資格取得のメリットとしては、以下の3つ挙げられます:・転職活動の際に、PMOスキルのアピールが出来る・学習過程で知識がつき、スキルの向上につながる・名刺に記載できるため、アピールしやすいPMO資格が取れる団体一覧続いては、PMOの資格が取得できる団体を紹介します。各団体はプロジェクトマネジメントの理論、プロセス、スキルに関して様々なアプローチをとっているためご自身に合った団体の資格の取得がおすすめです。PMOの資格を提供している主要な団体は以下の4つです。一般社団法人 日本PMO協会|NPMOプロジェクトマネジメント協会|PMI独立行政法人情報処理推進機構|IPA日本プロジェクトマネジメント協会|PMAJ団体の中にも様々な資格があり、試験内容や特徴も多岐にわたります。その中でもおすすめの資格を、①運営団体②試験日③受験料④受験資格⑤合格率と共に紹介していきます。※いずれも変更されている可能性があります。受験の前に今一度ご自身でお確かめ下さい。※合格率は公表されていない試験もありますので、あくまでも参考程度にお考え下さい。PMOのおすすめの資格一覧①プロジェクトマネジメントプロフェッショナル(PMP)運営プロジェクトマネジメント協会(PMI)試験日申し込みから1年間で最大3回受験可能受験料【PMI会員】405ドル/一般:555ドル受験資格【4年制大学卒業の場合】3年以上のプロジェクトマネジメント経験があること【高校もしくは短大卒の場合】5年以上のプロジェクトマネジメント経験があること上記に加え、35時間のプロジェクト管理トレーニングまたはCAPM認定資格を取得していること合格率60~80%PMPは、プロジェクトマネジメント協会(PMI)によって認定される、国際的に高い認知度を持つ資格です。PMO分野での認知度が最も高く、国内はもちろん、世界中で高く評価されています。そのため、海外でのキャリア形成を目指す方々には、特に推薦される資格と言えます。総合的に見て一番おすすめできる資格です。PMP資格を取得するためには、PMBOKガイドに沿った知識が不可欠です。PMBOKガイドはプロジェクトマネジメントの原則、プロセス、ベストプラクティスを包括的に提供しているため、試験対策は早期からの開始が推奨されます。試験を受けるためには、プロジェクトマネジメントの実務経験が求められます。具体的には、大学卒業者は最少36ヶ月以上、高校または短期大学卒業者は60ヶ月以上の実務経験が必要です。また、受験料が他の資格より高くなります。計画的な準備が必要です。合格率は公表されていませんが、60~80%ほどと予想されています。②プロジェクトマネージャー試験運営独立行政法人情報処理推進機構(IPA)試験日10月受験料7,500円受験資格制限なし合格率14.1%独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施するプロジェクトマネージャー試験は、PMOに関連する資格の中でも、プロジェクト実行に必須の知識と技術を認証する重要な資格です。特に、転職市場においても強力な力を発揮します。IPAが提供する様々な資格の中でも、プロジェクトマネージャー試験は、特に高い難易度で知られるランク4に位置づけられています。この試験の厳しさは、令和4年度の合格率がわずか14.1%である事実からも伺えます。試験内容には、約1,000文字の記述問題が含まれているため、受験者の文章構成スキルや論理的な思考力が求められます。③プロジェクトマネジメント・アソシエイト認定資格(NPMO認定PJM-A™)運営一般社団法人 日本PMO協会試験日・受験料の支払から6ヶ月間・オンライン試験のため、期間内であれば自身の都合に合わせて受験可能受験料会員:9,900円(税込)一般:14,300円(税込)受験資格指定のNPMO認定教材(eラーニング)での学習を修了していること合格率60%プロジェクトマネジメント・アソシエイト認定資格(NPMO認定PJM-A)は、一般社団法人日本PMO協会が提供する資格であり、PMO業務に関わる基礎的な知識と技術の理解を測ります。この資格は初心者向けとして特に推奨されています。基本的な知識と技術を証明できるため、転職活動においても大きな利点となります。④PMOスペシャリスト(★)™認定資格(NPMO認定PMO-S(★)™)運営一般社団法人 日本PMO協会試験日・受験料の支払から6ヶ月間・オンライン試験のため、期間内であれば自身の都合に合わせて受験可能受験料会員:9,900円(税込)一般:14,300円(税込)受験資格・指定のNPMO認定教材での学習を修了した者・当協会又は他団体のプロジェクトマネジメント関連資格(下枠参照)を有している者※「プロジェクトマネジメント関連資格」の例は右の通り1. 日本PMO協会(NPMO)発行のもの2. 米国プロジェクトマネジメント協会(PMI)発行のもの3. 日本プロジェクトマネジメント協会(PMAJ)発行のもの4. 情報処理推進機構(IPA)発行のもの5. その他、国内外の団体が発行するもの(※ただし、WEBなどで資格情報が明示され、市場に公開されている資格)合格率44%PMOスペシャリスト認定資格(NPMO認定PMO-S)も、一般社団法人日本PMO協会が提供する資格です。先述したプロジェクトマネジメント・アソシエイト認定資格に合格した者のみが受験資格をもっており、比較的難易度が高めに設定されています。この資格にはランクアップ制度が導入されており、下記のようになっています。・PMOスペシャリスト(★)™ ⇒ PMOの基礎知識を証明する資格・PMOスペシャリスト(★★)™ ⇒ PMOの知識と技術を証明する資格(PMOマネジャーレベル)・PMOスペシャリスト(★★★)™<現在策定中> ⇒ PMOの知識・技術・経験を証明する資格⑤P2M運営日本プロジェクトマネジメント協会(PMAJ)試験日試験の種類によって異なるため、ホームページで確認受験料・PMC資格試験:17,050円・PMSプログラム試験:22,550円・PMS資格試験:39,270円・PMR資格試験:220,000円受験資格【PMC資格試験】基礎知識習得のために24時間以上の講習会を修了した人【PMSプログラム試験・PMC資格試験】PMC資格登録者、もしくは受験要領に定めるPM関連資格保持者【PMR資格試験】なし合格率【PMC資格試験】57.7%(2022年度)【PMSプログラム試験】53.6%(2024年2月)【PMS資格試験】58.6%(2024年2月)【PMR資格試験】66.7%(2022年度)P2M資格は、日本プロジェクトマネジメント協会(PMAJ)が提供する認定資格です。この資格は、実践的な能力を重視しており、現場で直接役立つスキルの習得を目指す人に最適です。P2Mには、以下のように4つの試験カテゴリ及び資格要件が存在し、受験者はご自身に合った試験を選択し、受験が可能です。PMC(プロジェクトマネジメント・コーディネーター)資格試験PMSプログラム試験PMS(プロジェクトマネジメント・スペシャリスト)資格試験PMR(プログラムマネージャー・レジスタード)資格試験これらの資格は、資格が対象とする知識の範囲、求められる経験年数、試験難易度が異なっています。受験者はご自身のスキルレベルにあった試験の選択が大切です。⑥プロジェクト管理認定アソシエイト(CAPM)運営米国PMI本部試験日申込みから1年間で最大3回受験可能受験料PMI会員:225ドル一般:300ドル受験資格・高卒以上・23時間の公式なプロジェクトマネジメント研修の受講合格率60%プロジェクト管理認定アソシエイト(CAPM)は、アメリカのプロジェクトマネジメント協会(PMI)が認定する資格です。この資格は大学生や業界で新しくプロジェクトマネージャーとして働き始めた人を対象としており、PMP資格の前段階と位置付けられています。PMBOKの知識を問う問題となっているため、PMBOKの考え方を学びたい方や将来的にはPMP資格を取得したいと考えている方にはおすすめの資格です。最後にここまででおすすめのPMO資格を6つ紹介してきました。PMOの業務範囲や必要とされるスキルは、担当するプロジェクトに応じて変わるため、広い範囲のスキルが求められます。他の資格においても言えることですが、インプットだけでなく、経験を通じた継続的な学習が大切です。資格取得で得た知識を実践の場で活用していきましょう。