前回記事では、社外向けの財務資料作りで活躍するFIモジュールについて説明しましたが、今回はCO(管理会計)モジュールについて解説します。COモジュールは企業ごとにカスタマイズする必要があるためマスターするのが難しいと言われています。ですので、初心者の方はまずは本記事を活用して「管理会計とは何か」が理解できている状態を目指しましょう!この記事のポイントCOとは、財務報告書等社内向けのレポートを作成するためのモジュールであり、①間接費管理②製造原価管理③収益性分析という3つのサブモジュールで構成されていますCOはFIやロジスティクス系モジュールと連動しており、ほぼすべてのモジュールと関連していますが、COのスキルだけを求められる案件はほとんどないため、メジャーなモジュールを他に1つマスターすると良いでしょうFIモジュールとCOモジュールの違いFIとCOの違い会計のモジュールは、大きく分けてFIとCOがあります。財務会計(FI):財務資料(決算書)作りに活用 ★社外向け管理会計(CO):社内レポート(財務報告書)を作成できる ★社内向けCOモジュールでは、企業の収益と費用の分析ができ、経営戦略に役立ちます。★FIについてはこちらの記事で解説しているので、ぜひ併せてご覧ください!COモジュールとは?CO(管理会計)は、収益性分析など社内向けのレポート作成のためのモジュールです。社内向けレポートのため、百社百様のレポートで、原価をベースに経営判断のためのレポートや、原価差額から製造分析レポートなど作ります。COでは、経営管理とコスト管理に焦点を当てており、予算管理、収益計算、コストセンター会計、内部注文管理などの機能があります。COモジュールって何ができるの?COを構成するサブモジュール①間接費管理②製造原価管理③収益性分析という3つのサブモジュールに分かれます。①間接費管理では、間接費(経費・労務費・材料費・販管費)をそれぞれ集計し、各部門に費用配賦します。②製造原価管理では、間接費管理から配賦された間接費や、製造実績(直接費)を集計し、製品の製造にかかったコスト(製造原価)を計算します。③収益性分析では、SDやFIから連携された売上、製造原価管理から連携された売上原価、間接費管理から連携された販管費といったデータをもとに、収益の分析を目的としています。収益性分析では、セグメント別(事業別・製品別など)に収益の分析ができます。図に表すとこんな感じです。他モジュールからデータを収集COは、FI(会計管理)とはもちろん、ロジスティクス系モジュール(PP/MM/SD)とも連動しており、ほぼすべてのモジュールと関連しています。特に、PPやMMなど原価回りのモジュールと繋がりが深いため、両方マスターしていると貴重な人材になります。そのため、SAPコンサルとしてCOモジュールを理解することで、よりいっそうSAPコンサルとしての厚みが増します。実際にやってみよう!会計モジュールの案件事例実際に弊社のSAPフリーランスマッチングサービス「quickflow」でご紹介した案件を掲載します。報酬や稼働時間も併せてぜひ参考にしてみてください。(1)【FI/CO】大手化学メーカー向け新規構想策定支援/製造業大規模基幹システム更改PJ(S/4Hana化)の新規構想策定支援のプロジェクトです。大手化学メーカー支援チームのベンダ側FIメンバとして構想策定・要件定義に取り組んでいただきます。想定報酬:180万円/月稼働率:100%勤務地:フルリモートスキル:SAP/FIの要件定義フェーズ経験、FI領域における知見(2)【FI/CO】製造業SAP S/4HANA 保守開発プロジェクト製造業企業様のSAP導入グローバルプロジェクトの国内側のサポート案件です。FI/CO領域のメンバーとして、要件定義フェーズからご参画いただきます。欧州主導の企業なので、クライアントとの英語でのコミュニケーションが発生します。想定報酬:180万円/月稼働率:100%勤務地:リモート/オンサイト併用スキル:SAP FI/CO領域の知見、SAP FI/CO領域の要件定義フェーズの経験、ビジネスレベルの英語力 等(3)【FI/CO】医療医薬会社 次期システム構築プロジェクト国内最大手医療・医薬系会社の基幹システム刷新プロジェクトです。既存システム(SAP ERP)からSAP S4/HANA含む周辺システムをビッグバンで導入する大規模計画。会計チームのメンバーとして新システムの要件定義・周辺システムとの機能配置整理・業務フロー作成等をご支援いただきます。想定報酬:180万円/月稼働率:100%勤務地:リモート/オンサイト併用スキル:SAP ERPに対しての基本的な理解、財務会計、管理会計、原価計算に関する知見 等最後にいかがでしたか?実は、案件例を見ていただいた通り、世の中にはFIだけやFICOのスキルを求められる案件が多く、COだけの案件はほとんどありません。そのため、まずはFIやロジスティクス系などメジャーなモジュールを学んでから、もっと活躍の幅を増やしたいと思ったら本モジュールに取り組むのが良いでしょう。弊社のフリーランスマッチングサービス「quick flow」では、実際にSAPのロジスティクスモジュールに関する様々な案件事例があります。自分がフリーランスとして働くビジョンが湧いたなら、ぜひ登録してみてください!その他SAPモジュール記事SAPのモジュールとは?基礎から解説!①ロジスティクス編SAPのモジュールとは?基礎から解説!②人事編SAPのモジュールとは?基礎から解説!③会計・FI編SAPのモジュールとは?基礎から解説!④会計・CO編