コンサルタントとして、財務・会計知識は不可欠です。企業の経営状況を読み解くため、あるいは経営層と円滑にコミュニケーションを取るためにも、この知識は欠かせません。しかし、いざ勉強を始めようと思っても、「何から手をつければいいかわからない」「専門用語ばかりで難しそう」と感じてしまう方も多いのではないでしょうか。この記事では、会計未経験者の方でも効率的に学習できる方法を、おすすめの書籍やツールと合わせてご紹介します。この記事のポイント『財務3表一体理解法』は、会計未学習者でも分かりやすく学べる入門書として特におすすめです。専門スクールは、モチベーションを維持しながら、より深い知識を身につけたい方に最適な学習方法です。日商簿記検定3級を取得することで、基礎知識を定着させ、対外的な証明にもなります。自分で学ぶ自学で知識を習得する場合、「まずは読書から」と考える方は多いでしょう。しかし、書店に行くと専門書がずらりと並んでいて、何から手をつければいいのか迷ってしまいますよね。そこで、特におすすめしたいのが以下の書籍です。おすすめ書籍:『財務3表一体理解法』この本は、「簿記を勉強していなくても会計がわかる」というコンセプトで書かれており、まさに会計未学習者のための入門書です。多くの人が聞いたことがあるであろう、貸借対照表(BS)、損益計算書(PL)、キャッシュフロー計算書(CF)といった財務3表がどのようにつながっているかを、自分が起業したという設定でストーリー仕立てに解説しています。そのため、主体的に読み進めることができ、実践的な理解が深まります。会計学習者の中にも、財務3表のつながりを十分に理解できていない人は少なくありません。この本は、初心者から学習経験者まで、会計の基礎を固めるのに最適です。この書籍には、『財務3表実践活用法』や『財務3表一体理解法-[発展編]』などの兄弟本も多数存在します。まずは『財務3表一体理解法』で基本を学び、その後これらの書籍に挑戦してみるのがおすすめです。一通り読み終えれば、会計の基礎知識はほぼ習得できるでしょう。その後は、自身のキャリアに合わせた専門書や学習方法に進むと良いでしょう。オンライン学習も活用しよう上で紹介した書籍に加え、eラーニングやYouTube動画での学習も有効です。近年はeラーニングが充実しており、書籍で理解しきれなかった部分の補填としても活用できます。筆者のおすすめは、YouTubeの「ふくしままさゆき」(簿記2~3級)や、eラーニングの「CPAラーニング」(簿記1~3級)です。どちらも無料で学べるため、ぜひ試してみてください。また、Udemyなどの有料動画サイトでも多数の講座があります。無料講座が合わないと感じた場合は、こちらを検討してみましょう。専門スクールに通う決算書の読み方や作成方法といった専門スキルを、オンラインや対面で学べる専門スクールを利用する方法です。自習ではモチベーションが続かない方でも、対面講義なら高い集中力を維持できます。また、講師に直接質問したり、仲間と教え合ったりする環境は、理解を深める上で大きなメリットです。ただし、他の学習手段に比べて費用がかさむことや、対面の場合は通学の手間がかかるというデメリットもあるため、自分に合った学習方法を選びましょう。例として、「日経ビジネススクール」をご紹介します。このスクールでは、「財務諸表マスター講座」をはじめとする様々な講座を、対面やオンラインで受講できます。年間利用者数は1万3千人以上、サービス申込企業数は700社を超えており、安心して利用できます。資格を取得する会計の知識を身につける上で、資格取得も非常に有効です。資格を取得することで、体系的な基礎知識が身につくだけでなく、その知識を第三者に客観的に証明できるため、転職にも有利になります。日商簿記検定、ビジネス会計検定など様々な資格がありますが、汎用性や認知度から日商簿記検定が特におすすめです。まずは3級の学習から始め、余裕があれば2級にも挑戦してみましょう。日商簿記検定3級では、主に以下の内容を学びます。借方と貸方の基本的なルール仕訳帳、元帳、試算表の基本的な使い方貸借対照表、損益計算書の基本的な概念これらの知識があれば、財務諸表から企業の経営状況を読み解くのに十分なレベルです。また、こちらの記事では、日商簿記検定の合格に向けた具体的な勉強法や、初心者でも無理なく知識を定着させるための学習ステップについて詳しく紹介しています。 効率よく会計リテラシーを高め、実務やキャリアに活かしていきたいとお考えの方は、ぜひ本記事を参考に学習をスタートしてみてください。経理が勉強すべきこと!未経験/初心者/経験者別に紹介します!最後にこの記事では、会計未経験者が手軽に取り組める学習方法をいくつか紹介しました。会計は、どのような仕事をするにしても知っておいて損のない知識です。まずは書籍などを通して基礎を学習し、必要に応じて資格取得も目指してみてはいかがでしょうか。