フリーコンサルになるメリットは、大きく「収入アップ」「人間関係からの解放」「ワークライフバランスの確保」の3点にあります。しかしこういった大きなメリットに隠れて、フリーコンサルのデメリットは中々論じられてないのではないでしょうか。今回は筆者の実体験も交えながらフリーコンサルのデメリットについてお話しします。この記事のポイントフリーコンサルはメリットに着目されがち裁量・ロールモデルの欠如、マネジメントが経験できない等のデメリットがあるフリーコンサルを選択肢の一つとして考えることで働き方の心理的安全性を確保できるフリーコンサルの大きすぎる3つのメリットフリーコンサルになるメリットは大きく「収入アップ」、「人間関係からの解放」、「ワークライフバランスの確保」の3点あります。ほとんどの人の仕事の悩みは上記3点に当てはまるのでは無いでしょうか。この3つが改善されるだけでフリーコンサルになる理由は十分だと言えます。「人間関係」に関しては、ハラスメントをしてくるような現場は変えることができますし、会社員時代のように意味を感じづらい内部会議も無いので「ワークライフバランス」の確保はしやすいです。中でも「収入アップ」に関しては、案件や税金対策のやりようによっては、手取りが会社員時代から倍以上になります。フリーコンサルであれば8割以上が該当するのではないでしょうか。実際私は会社員からフリーコンサルになってから手取りは倍以上になりました。フリーコンサルは良いことだらけです。5年働いた筆者から見てもメリットが大きすぎます。しかし、それだけ働いた今でこそデメリットが見えてきたという実感もあります。フリーコンサルのデメリットでは、フリーコンサルは具体的にどのようなデメリットがあるか見ていきます。① 裁量がないこれはフリーコンサルに限らず、コンサルタントの宿命ですが、コンサルタントは「事業会社のコンサルティング」というポジションで仕事をします。例えば、会社でどのようなシステムを使うか、という最終的な決定は事業会社の人がします。コンサルタントはどうやっても事業会社の社員のアドバイザーという枠を出ません。「事業会社の裁量はなくても所属しているコンサルティング会社の裁量はあるのではないか?」という意見もあります。それはその通りですが、フリーコンサルタントはその裁量すらありません。組織の中で裁量を持って何かを決定する、ということに楽しみを覚える人にとってはフリーコンサルはつまらないと感じるかもしれません。もし裁量がある仕事をしたいのであれば会社員に戻るか、自分で事業を作り大きくして部下を持つなどする必要があります。② ロールモデルがいない組織に所属していれば、自分が昇進や研鑽を続けて行った先のロールモデルやキャリアモデルを見つけることができます。ところがフリーコンサルは基本的に一人で行動することになるので、そういったロールモデルを見つけることは困難です。ここ数年でフリーコンサルタントは増えてきた実感がありますが、まだまだマイノリティです。組織に所属していれば仕事をしている過程でロールモデルを見つけることができますが、フリーコンサルでは自分から積極的に異業種交流会やSNSでの交流をしないとロールモデルを見つけることができません。③ マネジメント経験を得づらいフリーコンサルではマネジメント経験を得る機会が中々ありません。コンサルタント時代にマネージャー層まで上り詰めた人であれば、フリーコンサルになった後でもマネージャーロールのポジションで部下を従えることがあるかもしれません。ところがシニアコンサルタント層までだった人は、中々部下を従える案件に入るのは難しいと思います。もしマネジメント経験を得たいという人はフリーコンサルになる前に経験しておくほうが良いと思います。とはいえ、コンサルティングファームでマネージャー層まで上り詰めるのもなかなか大変です。ただ、フリーコンサルでもマネジメント経験を全く得ることはできないわけではありません。エージェントを通してマネジメント経験を得ることができそうな案件を見つけてもらうことも一つの手段です。④ 税金の処理/信用力の低下一般的なデメリットとして税金の処理の発生や信用力の低下ということもあります。本記事以外でもここは解説されているので、ここで詳しく触れることはしません。ただ、私自身住宅ローンも組めましたので信用力はそこまで気にする必要はないかもしれません。税金に関する詳しく知りたい方は、以下のシリーズをご覧ください。【フリーランス税金あれこれシリーズ】個人事業税の仕組みとは?【フリーランス税金あれこれシリーズ】所得税の基礎知識を解説!【フリーランス税金あれこれシリーズ】住民税の基礎知識を解説!【フリーランス税金あれこれシリーズ】個人事業主が知っておくべき節税対策独立は「不満」を感じたタイミングこういったデメリットを上げるとフリーコンサルになるのをためらう人も出てくると思います。私は上記のデメリットは知りませんでしたが、それでもフリーコンサルになるのはためらいました。正直な話、独立するのはタイミングだと思います。私自身は収入を伸ばしたかったので独立しました。マネージャになったが部下のマネジメントに忙殺されており、ライフワークバランスを取りたい、と言って独立した知人もいます。何かしらの「不満」があったタイミングで独立している人が多いです。もし当時の私が収入に満足していたら独立していなかったですし、ワークライフバランスがとれていれば知人も独立しなかったと思います。独立している人はその時々で発生している何かしらの不満を解消するために独立しています。裏を返せば、「不満」を感じていなければ独立する必要はないと言えます。ただ、その「不満」はいつ生まれるか分からないので、選択肢として独立を考えておくことは大切です。最後にフリーコンサルという「選択肢」をもてるかどうか、何かあった時にその「選択肢」が頭にあるかどうかで心理的安全性は飛躍的に上がります。今はその気がなくても、上のデメリットを踏まえた上で選択肢の一つとして考えてみてはいかがでしょうか。また独立に少しでも興味があるという人は、弊社の提供するquickflowを通してぜひ一度ご相談下さい。