フリーランスのコンサルタントとして活動していると、自分のやりたい領域の案件を選べたり、時間や収入を自分でコントロールできたりと、非常に自由度の高い働き方が実現できます。しかし一方で、そのような自由な働き方に対して、「このままでいいのだろうか?」「将来はどうなるのだろう?」といった漠然とした不安を抱えている方も少なくないのではないでしょうか。この記事では、フリーランスコンサルという働き方の先、いわば“ポストフリーコンサル”について考えてみたいと思います。筆者の考えや、実際に周囲で見聞きした事例も交えながら、現実的な出口戦略を紹介していきます。なぜ「ポスト」を考える必要があるのか?キーワードは「年齢」このテーマを考える上で、避けて通れないのが「年齢」という要素です。実際、現在のフリーランスコンサル市場では、20代〜30代の若手が中心となって案件をこなしており、40代以降のフリーコンサル人口は徐々に減っている傾向にあります。その背景には、発注者側が「手足として動いてくれる若くて優秀な人材」を求めているという現実があります。特に、PMOや資料作成、調査分析などのいわゆる“スタッフワーク”では、柔軟性や体力、吸収力が重視されることが多く、年齢が高くなるほど敬遠される傾向が出てくるのです。また、発注側の立場からしても、年下のフリーランスに依頼するほうが心理的ハードルが低く、逆に年上だと「指示を出しにくい」と感じるケースもあるようです。つまり、40代以降のフリーコンサルは、年齢という壁をどう乗り越えるかが極めて重要なテーマになります。いま現在うまくいっていても、それが永続するとは限らない。だからこそ、「その後」を見据えた選択肢を早めに考えておくことが大切です。筆者が考えるフリーコンサルの3つの出口戦略このような背景を踏まえたうえで、筆者が考える「ポストフリーコンサル」の代表的な戦略を3つ紹介します。それぞれにメリット・デメリットがあるため、自分の価値観やライフスタイルに合ったものを選ぶことが大切です。① 収益の最大化+資産運用まずは、「とにかく稼ぎきる」というシンプルな戦略です。フリーコンサルとして稼働時間を増やし、売上を最大化します。そこで得た収益を投資や資産運用にまわし、将来的なキャッシュフローや貯金を確保するという流れです。ただし、この戦略を採用する場合は、「自由な時間」よりも「稼ぐこと」を優先する覚悟が必要になります。言い換えれば、フリーランスの最大のメリットである“自由時間”をある程度犠牲にする形になります。それでも、うまく資産運用に取り組むことができれば、早期リタイアやセミリタイアといった選択肢も見えてきます。② 事業を起こす2つ目は、フリーコンサルの枠を超えて、自分自身で「事業を持つ」という選択です。コンサル業は基本的に“自分の稼働=売上”という構造のため、どうしてもトップラインの限界があります。ですが、事業として仕組みを作れば、よりスケーラブルで安定した収益を目指すことができます。事業と聞くと大きな資金や設備が必要と思われがちですが、現在は元手が少なくても始められるビジネスが増えています。たとえば、フリーランス向けの人材紹介・派遣、SNSを活用した情報発信、教育コンテンツの販売など、専門性を活かした小規模な事業でも十分に成り立ちます。最初は副業レベルでも構いません。徐々に仕組みを整え、フリーコンサルと並行しながら事業化を進めていくことで、40代以降のキャッシュフローを安定させることができる可能性があります。③ 再就職する3つ目は、フリーランスをやめて一度「再就職する」という選択です。一見、後退に見えるかもしれませんが、実はこのパターンも一定の成果を出している人がいます。たとえば、フリーコンサルとして積んだ経験や実績を武器に、コンサルファームに上の職位で復職したり、クライアント先からの引き抜きで大手企業に転職するケースもあります。特にマネジメント経験や業界知見が評価されれば、社内でのキャリア形成もスムーズです。具体例:筆者の先輩の場合筆者の知人の先輩は、30歳で独立してフリーコンサルとして活動を開始し、35歳までの5年間で稼働を最大化していました。結果、毎年3,000万円近くを稼ぎ出し、その収益をもとに株式投資などで資産運用を行っていました。そして35歳のタイミングで、かねてより付き合いのあった外資系の大手企業に再就職。年収はフリー時代より下がったものの、安定した働き方ができるようになり、育児や家族との時間も確保できるようになったそうです。減った収入分は、これまでの資産運用の配当金でカバーしており、経済的にも無理のない生活を送っているとのことです。コラム:筆者が考える今後のキャリア筆者のキャリア展望ですが、現在の年齢(30代前半)を考慮すると、まずは「35歳まで」はフリーランスで活動しようと考えています。理由として、まず高稼働ができるうちは稼働を増やし、キャッシュを増やしたい、という意図があります。1億円、ほどとは言わなくとも、人生の早い段階で数千万円単位の資産があると、その後の選択肢も増えてくるかなと考えています。加えて、35歳になるころには少しずつ稼働を減らしていきたい、という考えがあります。考えられるのは事業創出or就職ですが、現在特に起業したい領域もなく、そのままフリーランスを続けるか、一度自分の違う知見やマネジメント経験を積むために就職することも考えています。就職する場合は、今のところ「コンサルのマネジメント職」「事業会社で自分が興味がある職種・領域」で考えています。前者の場合はこのままフリーランスとして続ける中で、やはりスキルアップしていきたい、という思いが強い場合です。そうなると、やはり大規模なファームの中でマネジメントをする経験というのは一番よいですし、再度独立する際にも活用できるかなと考えています。後者については、自分がフリーランスとして活動する中で、特に思い入れがある領域や、興味がある分野が見つかった場合、そこでチャレンジしたいと考えています。そもそも筆者の性格上、あまり5年・10年先のことを考えるタイプではないですし、まずは目の前の1・2年のことをしっかりやり切ることを重要視しています。そのためにも重要視しているのは、、、まず働けるうちは働いて、経験・お金を貯えておく「次何をしたいか?」は常に考えておくその機会が訪れた時に、すぐ飛び込める用準備(経験・経済面)をしておくというあたりですかね。自由な働き方とは、自分で選択肢を持ち、判断し、行動することができる状態を指します。「好きな案件だけ選べる」「時間を自由に使える」ということだけではありません。だからこそ、「ポストフリーコンサル」というテーマに向き合い、自分なりの戦略を考えることが、長く安定して働くための第一歩になります。安易な道に流されるのではなく、自分の意志で将来を設計していくこと。その積み重ねが、次のキャリアにきっとつながっていきます。最後にフリーコンサルという働き方は、非常に自由で魅力的な面がある反面、ロールモデルが少なく、将来に対する不安を感じやすい一面もあります。だからこそ、「今の収入が高いから大丈夫」と安心しきるのではなく、少し先の未来を見据えて、備えておくことが必要です。弊社が提供するquickflow for DXでは、独立を迷っている段階での相談や、フリーランスとしてのキャリア設計に関するアドバイスなど、幅広いサポートを行なっています。相談だけでも、大歓迎です。あなたのキャリアの可能性を広げるために、ぜひ一度ご活用ください。